秋の夜長のレシピ

ようやく残暑もゆるやかになってきました。

もっぱらスパークリングとキンキンに冷やした白ワインだったわが家でも、赤ワインを飲みはじめています。

お友達夫妻を呼んで、初秋を楽しむ献立をご紹介します。

○前菜

?スタートにひとくち

最初に、茹でた海老のカクテルを大きめのスプーンなどにのせて、ひとくちサイズで。

?きのこのマリネ:少し和風にしています。マッシュルームやしめじ、しいたけなどは適当な大きさに切って、なすと銀杏と一緒にオリーブオイルで炒めます。熱いうちにタッパなどにうつして、イタリアンドレッシングに醤油を少々足したものをかけてマリネします。大人だけなら唐辛子を入れてもおいしいですよ。

?タマネギのキッシュ:私は冷凍パイシートで簡単に作ります。コツはタマネギを飴色になるまで充分炒める事。パイシートをパイ皿につけたら、あら熱をとったタマネギをたっぷりいれて、その上にとろけるシュレッドチーズを回しかけます。生クリームに卵2コをといたものを流し入れて、180度のオーブンで40分ぐらいかけて焼き上げます。

?インゲンとくるみのサラダ

インゲンはさっとゆでて、くるみは軽くローストすると香ばしくし上がります。冷やしたインゲンにくるみをちらして、イタリアンドレッシングで伸ばしたマヨネーズソースをかけます。

○メイン

?牛肉のラグー フェットチーネ添え

牛肉はスネ肉でもシチュー用のお肉でも。いいところでなくて大丈夫です。強火で炒めてからタマネギと人参のみじんぎり、にんにくを加えてさらに炒めて、赤ワインを1本まるまるいれて一度軽く沸騰させアクをとったらゆっくり煮込みます。

少したったらトマトペーストを加えます。あとはかなり煮詰めていきます。前日に作って一晩寝かせると味も落ち着きます。

いただくときは、あたためなおしてから、生クリームを落とすとまろやかになります。シチュー用のかたまり肉でもほろほろ崩れるぐらいになっているはずだから、それを軽くくずして、フェットチーネにからみやすいようにしましょう。

メインのラグーに使うのは、安物でかまわないので「飲む」用の赤ワインをたっぷり1本まるまる使ってくださいね。

野菜が多目の軽い前菜でおしゃべりを楽しみ、コクのあるラグーでゆっくり赤ワインを楽しんでくださいませ。

アウディA5

子どもと貧困

親が健康保険に未加入だという理由で、医療を受ける機会に恵まれない。そんな子どもがこの日本で増えているという話を、新聞のあるコーナーで見かけました。

私にとってはかなりの衝撃でした。この日本で、医療費が財政を圧迫していると言われるような世の中で、これから日本を担っていく子ども世代が医療に捨てられる事実。

高齢者は医療が受けられて子どもはダメって、どこの国の話かと耳を疑いました。

どうもお金の使い方が間違っているというか、ちょっと視点がずれているなあと日々の生活の中でも感じます。これからの未来を作る存在たちになぜお金をかけないのだろうと。

日本人は投資が下手なんですね。すぐに結果が出ないものにお金をかけるのが嫌な人が多いです。でもそのくせ、貯金だけは大好き。安心感という言葉が大好きです。

その今の安心感を手に入れるために、将来の可能性をたくさん持った子どもたちをないがしろにしているのです。

躾や教育の大切さを、上に立つ人はもっとわかって欲しいなあと思います。躾の出来ていない子どもは、おサルさんと同じです。本能に従って動くなら動物と変わりません。

でも、親が貧困のために子どもに十分な教育が施せない、という一面を忘れてはいけません。親が悪い部分ももちろんありますが、貧困で一番恐れるべきはその連鎖です。

親が貧困な理由は、その親もそのまた親も、ずっと貧困世帯であった可能性が高いからです。

私の親は、私が義務教育の頃まではまともに働いていましたのでなんとか教育を受けることはできていました。健康保険に未加入ということもなく、病院にもいけていました。

でも、私の妹や弟は、親の暴走のツケをもろに受けることになりました。我が家のケースだけ見ると、見事に教育の機会の差が収入に比例してしまっています。

ですから貧困の連鎖は、自分の経験的にもとても不幸なことだと思うのです。貧乏が悪いのではなく、それによって奪われる教育の機会。これが辛いのです。

そうなると「教育を施す」という意識を持つ機会がありません。色々な場面での意識が欠落していくのです。これが一番怖いことかなと私は思っています。

それがめぐりめぐって親世代の低収入に繋がり、保険に未加入という状態になります。そんなツケを被るのは全て、かわいいかわいい子ども世代なわけです。

この悪循環を断ち切らないといけないんだ、という意識をわれわれ大人がもっと持てるような世の中にしていかないといけませんね。